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ウナギの卵

 東京大大気海洋研究所の塚本勝巳教授らの研究チームが、天然のニホンウナギの卵31個を発見したのは、日本から約2000㌔南にある太平洋・マリアナ諸島西方沖でした。何んとウナギの天然卵を見つけたのは、世界で初めてとか。

 チームは2009年5月、深さ3000~4000mに1000m以上の海山が連なる「西マリアナ海嶺」の南端海域で発見しましたが、調査が始まったのは1970年代とのことですから、何んと40年近く掛かって産卵場所を突き止めたことになります。05年にはふ化後2日目の仔魚を採取したものの、卵は見つかっていませんでした。

 また、ウナギの内耳にある耳石の分析から、産卵時期は新月に一致することも証明しています。

 それにしても地道な研究を続け、核心に迫った塚本教授チームは凄いですネ。研究者の真髄をみる想いで、感動しました。

 クニマスの発見に続く、魚類研究の快挙。魚くんも「ギョッ」と驚いたことでしょう。

 

by shouichiro_sato | 2011-02-02 23:09 | 社会・話題 | Comments(0)  

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