サプライズ
2011年 01月 14日
与謝野氏の政治家としての足跡はそれとして、与野党から疑問符がつくこの人事は民主党内の人材不足も露呈し、崖っぷちにある菅首相がルビコン川を渡ったと言っても過言ではないでしょう。
もっとも、与謝野氏は一昨年の衆院選に自民党公認で東京1区から出馬し、民主党の海江田万里氏に敗北。比例で(自民党枠で)復活当選していました。そして昨年1月には「民主党が日本経済を破壊する」との本を文春新書から出版し、4月にはたちあがれ日本を結党して共同代表に就任していました。それが今回、同党を離党しての入閣です。与謝野氏に与えられた議席の根拠がスッカリ無くなっているようで、可笑しな事です。
むしろ国会議員を辞職して(経験豊富な)民間人として入閣するのが、政治への信頼を得ることでしょう。政策の実行よりも、不可解な政治の駆け引きに驚いてしまった次第です。
by shouichiro_sato | 2011-01-14 23:45 | 国政・時事 | Comments(0)