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停電

 大雪の影響で大晦日から続いていた青森県や岩手県北部の停電は、4日目の今夜(午後8時現在)になっても岩手県内の10市町村、約800世帯で続いています。

 停電したのは青森県が18市町村で延べ約2万1千世帯、岩手県は22市町村で延べ約7万3千世帯。東北電力岩手支店では過去最大規模の停電になっています。湿った積雪の重みで樹木が倒れて電線を切断したケースが多く、約1800人の作業員が復旧に奮闘しているものの、いずれも雪が深くて作業が難航しているとか。不自由な生活を強いられている皆様にお見舞い申し上げますとともに、正月休みを返上して頑張っている作業関係者に感謝し、ただただ早期の復旧を願うばかりです。

 それにしても、年末豪雪では各地で大きな被害がありました。中国地方ではJR山陰線の特急列車が34時間も立ち往生するなど、鉄道は完全にマヒ状態。国道でも一時は1000台以上の車が一昼夜、動けませんでした。新年をそうした車中で迎えた人も多く、せっかくのお正月だったのに気の毒でした。

 鹿児島県など九州の積雪や西日本の被害状況に釘付けになっていたら、何んと北東北でも被害続出。列車の運休や停電が続き、家族団らんを楽しみにしていた正月に帰れなかったり、テレビも見れない日々を過ごしているご家庭がこんなにもあったとは。「穏やかな正月だ」などと、ゆっくりしていた自分が申し訳なく思った次第です。

 仮に一晩で1m近い降雪があった場合、羽後町では交通の確保がどの程度までできるのだろうか?。電気や電話ケーブルのネットワークで倒木で切断される可能性がある場所はどこか?。最悪の事態になった場合に孤立する集落はどこなのか?。今夜は、机上での想定問答をしておりました。

 夜の9時過ぎ、同級会に参加した息子を迎えに西馬音内へ行ってきましたが、道路は白くなっているものの積雪は少なく、天気はくもり。除雪作業を覚悟して出稼ぎから帰省したものの、6日目となる明朝もゆっくりできそうです。 

by shouichiro_sato | 2011-01-03 22:40 | 社会・話題 | Comments(0)  

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