雨
2010年 11月 22日
そんな訳で、午前中には近くのホームセンターで衣類などの買い物。午後は部屋でテレビの国会中継、「参議院予算委員会」の質疑を見て過ごしました。
柳田法務大臣が今朝、菅首相に辞表を提出して辞任しましたが、広島での(不用意な)発言から1週間余。この間の菅内閣や民主党の動きを見ていると、問題の本質とはヅレている対応で、「柳田大臣の辞任が他の閣僚へ飛び火するのではないか」として、厳しい措置をとれずにいました。党の幹部からは「辞める必要はない」と擁護する発言もあり、菅首相にも更迭の意志はなかったようです。
きょうの質疑でも丸川珠代議員(自民党)の質問に対して、「法相への任命は適切だった」「本人から辞意の申し出があった」との答弁に終始し、自らの任命責任は認めませんでした。問題発言があった後に任命責任を認めて厳しい姿勢で「更迭」すれば、求心力も高まり、内閣支持率も極端に下落しなかったでしょう。どうも「危機管理」のシナリオが、未熟のようです。
この20、21日に毎日新聞が行った世論調査で菅内閣の支持率は、10月の前回調査に比べて23ポイント下がり26%に急落。不支持は57%と急増し、菅内閣発足後で初めて支持と不支持が逆転しました。不支持の理由では「(菅首相の)指導力が期待できない」が41%になっています。
国会中継を見ていると、やっぱり菅首相の話していることや「有言実行」の姿勢が伝わってきません。「必ず歴史が評価してくれる」という希望的な言葉だけでは、民心はさらに離れていくことでしょう。
一年前は快晴の日本晴れだったのに、次第に曇天が漂い、一時は晴れ間が出ても最近は毎日が雨模様になってきた「民主党」。幹部ばかりではなく若手ももっと発言して国民の期待に応えてください。このままでは沈没してしまいますから、しっかりしてください。
by shouichiro_sato | 2010-11-22 20:38 | 今日の出来事 | Comments(2)