秋田港利用促進セミナー
2010年 11月 01日
秋田港の定期航路は韓国・釜山港との間に週5便態勢で結ばれており、中国と韓国などの対岸貿易の重要なルートとなっています。コンテナの取扱量(実入り)も順調に伸び、平成18年からは3万TEUを突破。昨年は落ち込んだものの、今年は昨年同期を2割以上、上回っています。
セミナーでは、秋田港を活用して中国から住宅建築資材を輸入し、煉瓦を外壁に使うタイプの住宅を提供している秋田ハウス㈱(由利本荘市)の事例や、横浜港から秋田港に輸入窓口を替えて物流コストを削減した理美容教材やマネキンヘッドの大手・㈱レジーナ(美郷町)の取り組みを紹介。船会社の代理店からは、秋田、韓国、中国を積み替えなしで運ぶ計画(振り子配船サービス)も報告されました。
県では平成23年の完成をめざして、秋田港の外港地区に新しいコンテナターミナルの整備を進めており、さらに機能が充実します。製造業や農林産物を中心とする秋田県の産業振興には、海外への販路拡大が今後のポイントとなるだけに、港がある「地の利」を大いに活用したいものです。
by shouichiro_sato | 2010-11-01 23:25 | 秋田県 | Comments(0)