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犯人隠避?

 大阪地検特捜部の主任検事が証拠の改ざんをした容疑で逮捕された事件で、最高検察庁は当時の上司である同地検前特捜部長ら、関係者からの事情聴取を終えました。今後は改ざんの事実を知りながら故意に隠したとして、上司を「犯人隠避」容疑で立件するのか。身内に対する捜査の結論が注目されます。

 フロッピーデスクの書込み日付を改ざんした事実を知った、複数の同僚検事が上司に問題提起していたことや、問題の重大さに涙を流して訴えたという報道もありました。どんな組織でもさまざまな人が関わっているのですから、間違いがあったときにどこでチェックするべきか。事実よりも問題を隠蔽したいという、(組織も含めた)保身の気持があったのでしょうか。

 人間は誰でも、正直にどこまで真実を話すことができるのか。司法の立場にある特捜部の検事でも、自問自答に苦しんでいることでしょう。

by shouichiro_sato | 2010-09-28 23:38 | 社会・話題 | Comments(0)  

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