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日中関係

 沖縄県尖閣諸島周辺の日本領海内で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事故が、良好だった日中関係を険悪な事態にしています。中国の温家宝首相はきょう、訪問先のニューヨークで「(拘留中の船長を)無条件で即時に釈放する」ように要求し、釈放されない場合はさらなる対抗措置をとることも辞さない、と述べました。

 尖閣諸島は日本の領土であり、その海域で違法な行為があれば日本の法律で対処するのは当然のことながら、「領土と認めない」ばかりか「中国の領土」と主張している中国の姿勢が問題の根底にあり、事実の認定さえも難しくしています。

 日本は「法律にのっとって粛々と対応する」(前原外務大臣)としているものの、中国は閣僚級以上の交流を停止したり、日本への観光旅行の自粛を求めるなど、様々な分野で、強硬な対抗策を取り出しました。

 理不尽にみえる中国側の言動の背景にあるものは何か。米国との「普天間問題」をかかえる菅内閣に、今度は中国との課題がのしかかってきました。政治主導の解決策はあるのか?。民主党外交の試金石となりそうです。

by shouichiro_sato | 2010-09-22 23:37 | 国政・時事 | Comments(0)  

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