合意書締結
2010年 09月 14日
合意書の締結は、ことし1月に同市を訪問した中野節副知事が、県内企業が航空機産業への参入に向けて、エアバス社の組立工場がある同市へ協力を求めたのがきっかけでしたが、今回は佐竹敬久知事も訪問し、先発隊で中国入りしていた県学術国際局長と天津市副市長が合意書に署名しています。
県が用意していた合意書の草案は――――
日本国秋田県と中華人民共和国天津市とは、「日中共同声明」に基づき、相互理解と友好を深めるために、両県市の交流・協力関係を強化し、双方の繁栄と日中両国関係の発展を目的として、以下の各項に関して合意書を作成する。
一 両県市は平等互恵を原則とし、経済貿易、リサイクル、省エネルギー、航空宇宙、物流・海 運、観光、金融、科学、文化教育、自動車、IT等の各分野における広範な交流・協力を展開する。
二 両県市は、相互交流・協力のための支援の提供に努める。
三 両県市の発展と友好関係を促進するために、両県市は連携を密にし、共通の問題について協議を行う。
四 両県市の連絡の窓口を秋田県企画振興部学術国際局国際課と天津市人民政府外事弁公室とする。
五 両県市は、適当と認める時、友好交流に関する協定書を調印する。
日本国 中華人民共和国
秋田県知事 天津市長
秋田県としては知事と天津市長による合意書への署名を希望していたものの、実際は知事が市長を表敬訪問して面会。合意書はその前段として、事務レベルの署名となったようです。今後の連携を密にし、共通の問題について協議を行い、適当な時期に友好交流に関する協定書を調印する段階で、両氏の署名となるのでしょう。
先月、私も天津市を訪問し、秋田県の農林産物の貿易について意見交換してきたことから、経済や文化交流の窓口ができることは大賛成。官民あげて取り組んでいきましょう。
by shouichiro_sato | 2010-09-14 22:15 | 秋田県 | Comments(0)