今日から、秋田県は25市町村に
2006年 03月 27日
自治体をとりまく財政事情や道路網の整備による日常生活圏の拡大など、地域の状況も大きく変わってきましたので、自治体再編は常に検討課題ではありますが、新しい自治体にはそれぞれの夢やまちづくり計画に向かって大いに頑張っていただきたいと思います。
ところで、合併から1年以上が過ぎたところを見ると、いくつかの課題も顕著になってきています。規模は大きくなったものの予想以上に財政が厳しく、アメ玉といわれた合併特例債(借金)を活用できる状況にないこと。住民感情を和らげるために分庁舎方式を取り入れてスタートしたものの、あまりの不便さに1年で約束を反故にし再編するところもでてきました。首長や議員も人口の多い中心部出身者が多いこと(最初はどうしてもそうなります)。やはり、どんなにきれいごとを並べたとしても、自治体のリストラであり、地方(この場合は中心地以外のことを含んで)の切捨てになってしまうのでしょうか。
首長や議員が少なくなっていることも心配です。確かに有能な方々は今まで以上の活躍をされるでしょうが、どうもパワーがなくなっているようです。市長は多忙でいつも代理ばかりのところもありますし、あまりに面積が広すぎて、選挙のとき以外は顔が見えないとも聞こえてきます。そうだとすれば、どんな方法でこれらの声に応えていくのか。合併ができたから安堵することなく、これからが正念場だと肝に銘じましょう。
by shouichiro_sato | 2006-03-27 16:16 | 秋田県 | Comments(0)