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境界確認

 雄勝広域森林組合(組合長・佐藤重芳さん)の田代仙道地区座談会がきょう開かれ、出席してきました。佐藤組合長や幹部職員らが森林組合の事業内容や森林経営の課題について情報提供し、組合員と意見交換するもので、管内10ヶ所で開催しています。

 中山間地に住んでいる我が家の周辺では多くの農家が山林を所有していますが、自分の山に出向くことはほとんどなくなりました。私が子供の頃は、どこの家庭でも燃料は「薪」で、冬になると山で木を伐ったもの。毎年、祖父に連れられて山を歩いたものでしたが、今はそういうこともありません。

 最近では事情に詳しい年輩の人たちが亡くなったり、所有者が移転したりする山が多くなり、その上、持ち主でも山に行く機会が少なくなったことから、「境界が分からない事例が増えている」との報告がありました。

 森林資源を活かすにも、森林の整備を進めるにも、所有者の境界が明確でなければなりません。このまま放置しておくと調査をすることがさらに困難になるため、組合ではGPSを使った測量をし、境界の明確化を推進しているとのこと。「境界」の問題はトラブルの原因になりますから、他に先駆けて取り組んでいる組合に期待しています。

by shouichiro_sato | 2010-09-13 23:21 | 地域活動 | Comments(0)  

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