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無罪判決

 郵便の割引制度をめぐり、偽りの証明書を発行したとして逮捕・起訴された厚生労働省元局長への判決公判がきょうの午後に大阪地裁であり、裁判長は無罪(求刑懲役1年6ヶ月)を言い渡しました。検察が描いた政治家からの「口利き」の構図が、ことごとく否定されました。

 検察が立証の根拠としていた関係者の供述調書を、裁判所は「検事の誘導で作られた」などと判断して証拠採用をせず、関係者も被告の関与を認めた捜査段階での供述を否定。「シナリオと結論ありき」で捜査してきたと思われる検察の姿勢も批判されています。 

 検察のエリート集団?といわれる特捜部でも、こうしたことで「冤罪」がつくられていく事に驚きました。取調べの際のメモを証人として出廷した6人全員の検事が破棄しているなど、不自然なことも多く、組織的な背景・問題もありそうです。

 何故こうしたことになったのか、しっかりした検証を求めたいものです。

by shouichiro_sato | 2010-09-10 23:38 | 社会・話題 | Comments(0)

 

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