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9000円

 JA全農秋田はきょう開いた全県農協組合長会議で、今年産「あきたこまち」1等B(最も流通量が多い)の概算金を60㌔1俵当り、9000円と決定しました。これは昨年の概算金額を3300円も下回る大幅な引き下げで、「あきたこまち」では過去最低の水準。昨年の売れ残り(在庫)が多く、景気の低迷で低価格競争が激しくなっているとしても、この価格ではコメづくりの再生産が不可能であり、米作農家は崩壊してしまいます。

 今年度は10a当り1万5千円が交付される所得補償制度と、価格が下落した場合の補填措置が始まったことから、早い段階から米価の引き下げが懸念されていました。それが現実の問題となり、さらには1万円を割り込む異常事態?。

 全農秋田では「9000円はあくまでも内金で、販売を優先して来年3月頃には清算払いを行いたい。年内には国から所得補償の15000円の支払もあり、農家の所得は確保したい」としているものの、コメを販売した時点で収入が少なくなる農家にとっては、大変です。

 消費量の減退があるとはいえ、需給バランスを確保する政策や、古米を飼料や加工用などに用途変更する政策など、コメ政策の抜本的な改革なくしては、米価の低迷はさらに進む可能性があります。

by shouichiro_sato | 2010-09-07 22:40 | 産業振興 | Comments(0)  

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