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米粉プロジェクト

 大潟村で18日、米粉用のコメを生産、製粉、加工、販売する米粉プロジェクトの連携協定調印式が行われました。村と事業主体となる村カントリーエレベーター公社、大潟村あきたこまち生産者協会、餃子計画(大阪)、デリカ研究所(東京)の各代表が協定書に署名し、コメの新しい活用方策、産業化へ向けて動き出しました。

 民主党政権になって大きく変わったコメ政策。コメの生産調整に参加することで戸別所得補償を受けることができるため、大潟村では今までの「減反非協力」農家が減少し、水田に加工用米(米粉用)の作付けが拡大しています。その受け皿となる製粉と加工のシステムが整うことで、農家の所得確保、さらには食料自給率の向上が期待されます。

 大規模な水田農家が集積し、低コストのコメ生産が実践されている大潟村だけに、製粉と加工、販売が村内で可能となれば新しい農業モデルとなること間違いなし。米粉が単に小麦粉の代替品ではなく、コメを粉にして活用する新たな食文化を創り出す拠点になってほしいものです。

 尚、プロジェクトの総事業費は4社の設備費などで約11億6000万円。農水省の交付金などで半額が助成されます。

by shouichiro_sato | 2010-08-19 22:30 | 産業振興 | Comments(0)  

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