今度は「育児放棄」
2010年 07月 30日
大阪市の児童相談所には3月30日から5月18日までに3回、匿名で虐待を疑う通報があり、担当者が5回も家庭訪問しながら、容疑者とは接触できなかったとのこと。マンションの住民も「室内から子供の泣き声が聞こえた。1ヶ月ほど前からピタリと聞こえなくなったが、まさか死んでいたとは」と、テレビのインタビューに答えていました。
警察の調べに対して容疑者は、「子供の世話が嫌になり、いなければよかったと思い、2人を残して部屋を出た」と供述しているとか。事件の背景がどうであれ、典型的な育児放棄(ネグレクト)と思われます。
東京では高齢者が部屋に閉じこもり、亡くなって30年程も存在が確認されていなかった出来事があった翌日、大阪ではこの事件です。人のつながりが希薄になってきた社会を、象徴するような事犯が続いています。
by shouichiro_sato | 2010-07-30 23:25 | 社会・話題 | Comments(0)