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佐々木芳郎さんも退職です

 3月末は人事異動の時期ですが、私が青春時代に最もお世話になった県庁の農業改良普及員、佐々木芳郎さんが定年退職となりました。昭和41年、湯沢農業改良普及所から始まった農業青年との付き合いは、県庁の農政部普及教育課の青少年係を担当されてから全県に広がり、農業近代化ゼミナールや青年農業者会議の活動を通して多くの仲間が育てられました。

 その一人で、ゼミの県連会長を務めた大潟村の相馬喜久男さんらの呼びかけで24日夜、佐々木さんに感謝する会が秋田市で開かれました。20代前半のことですので、集まった人たちも顔と名前が一致するまで時間のかかった人もいましたが、ゼミバス研修や民泊大会などの思い出話に花が咲き、深夜まで語り合いました。そうした出来事から30年もなるんだと思うと、感慨深いものがあります。今は亡き鈴木元彦さんをはじめ、多くの先生方との出会いがありました。恩師といえば学生時代だけを思い浮かべますが、私たちにとっては普及員の先生方は青春時代の恩師そのもの。感謝しております。

 道路改良や施設建設、福祉政策などと違って社会教育や技術指導などの分野はなかなかその成果を形で表すことが難しい一面もありますが、普及員の先生方にお世話になった多くの人たちが今の秋田の原動力となって県内で頑張っている現実は、当時の担い手育成の成果でありましょう。時代の変化とともに普及事業も様変わりしてきているようですが、今の青年諸君にも青年時代だからできるさまざまな出会いや体験をさせたいものです。

by shouichiro_sato | 2006-03-25 11:22 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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