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選挙用自動車

 選挙運動で候補者等が遊説に使用する選挙用自動車。一般的には一台ですが、参院選比例代表選挙では2台まで認められています。全国区ですから一台では回りきれないとされているのでしょう。(もっとも、2台でも17日間に回れる範囲は広くありませんが・・・)

 きょうは県内から比例代表に立候補した知人の応援で、選挙用自動車の2号車に乗車し、湯沢市雄勝郡内で遊説をしてきました。候補者は1号車で県北部を遊説しており、2号車は選挙事務所から派遣されている遊説責任者とウグイス嬢2名。それに私と運転手、合わせて5名の小部隊です。それでも地元の支持者が先導役を務め、午前8時から午後8時までフル回転し、多くの支持者と出会うことが出来ました。

 ただし、申し訳なく思うのは「候補者は乗っていないの?」という支持者の声が多いこと。「きょうは代理ですみません。選挙カーは2台あり、〇日に候補者が乗っている選挙カーが来ますから、よろしくお願いします」との弁解に終始してしまいました。候補者よりも目立ってはならず、何んとも不思議な一日でした。

 それにしても参院選の比例代表選挙は大変です。ポスター(7万枚まで可)の掲示板がないために、貼る場所の許可を得る必要があり、さらには手づくりの掲示板も用意しなければなりません。選挙用ビラ(25万枚)や葉書(15万枚)の枚数も多く、証紙を張ったり宛名を書くにも多くの人の協力が必要です。事務所スタッフの奮闘ぶりを見ていると、この選挙制度で当選するには全国的に知名度のある人か、強力な組織の支援を得られる人でなければならない---と、感じてしまいます。特に小規模政党では、強い追い風が吹くことでもなければ得票を伸ばすことは困難です。

 秋田県内からは(全国区には)23年ぶりに立候補者があり、それも3人。政党の違いはあるにしろ、各候補者はそれぞれの立場での実績が豊富ですから、どんな結果になるのか気になります。

by shouichiro_sato | 2010-06-28 23:44 | 10・参院選 | Comments(0)  

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