序盤情勢
2010年 06月 27日
「与党過半数は微妙、自民一人区で優勢」(読売)、「民主、過半数微妙、50議席台前半か」(朝日)、「民主失速、54議席下回る可能性」(産経)、「民主、改選54議席上回る勢い」(日経)、「与野党過半数競り合う」(共同) ----とあるように、鳩山首相と小沢幹事長の2トップが辞任し、菅内閣が発足してV字回復した民主党の支持率が、国会審議を疎かにして選挙優先の選択をしたことで下降してきたように、序盤の選挙情勢では伸び悩んでいる模様です。
各紙に共通しているのは、定員一人の選挙区で民主党が苦戦していること。比例代表では民主も自民も改選議席を減らす中、改選議席0のみんなの党が6議席前後を獲得できる見通しです。
そんな情勢を受けてか、枝野・民主党幹事長は「みんなの党とは行政改革や公務員改革でかなりの部分が一致している。一緒にやっていただけると思う」と記者団に語るなどと、早くも選挙後の連携に意欲(弱気になった?)を示す発言をしています。菅首相はマニフェストに書いていない消費税増税の必要性を主張し、公示直後にはカナダでのサミットに出席するために日本を離れており、党首不在の選挙戦となっていることも、気がかりです。
ただし、調査時点では4割以上の有権者が投票先を決めておらず、今後の展開次第では情勢が変化します。これから各候補者の政見放送が始まり、選挙公報も配布されますから、じっくり考えていきましょう。投票日まではまだ13日もあるのですから・・・・。
尚、秋田選挙区の情勢は、鳩山前首相が悪戦苦闘していた政権末期は、知名度のある自民党の新人候補に勢いがあったようですが、菅首相の誕生で一変。きょうの秋田魁新報の一面トップの見出しは「鈴木、石井氏横一線」でした。届け出順から行くと「石井、鈴木氏」のはずが、入れ替わっているところが世論調査の数字の違いでしょうか。3年前、届け出順は金田、松浦氏の順番なのに「松浦、金田氏横一線」の見出しを見てビックリしたことを思い出しました。
by shouichiro_sato | 2010-06-27 22:52 | 10・参院選 | Comments(0)