Ⅴ字回復

　鳩山代表と小沢幹事長が辞任し、菅新代表に表紙を変えた民主党の支持率が急上昇しています。

　菅氏が新首相に指名された４日以降、報道各社が実施した世論調査では「民主党」の支持が軒並み伸びてきています。５月末の時点では政党支持率でも参院選比例の投票先でも、政権交代してから初めて「自民」が「民主」に逆転していましたが、今回の調査では「再逆転」。

　６日付の毎日新聞では、「投票先」は民主党３４％、自民党が１７％とダブルスコア。朝日新聞も民主党３３％、自民党１７％。ＮＮＮ（日本テレビ系列）の世論調査では、菅新首相の支持率は６２．４％で、約２０％まで落ち込んでいた鳩山内閣からすると、まさに「Ｖ字回復」です。

　ただし、菅氏が民主党の役員人事で小沢氏と距離を置く議員を登用したこと以外は、首相としての仕事はまだ何もしていない。所信表明も行っていないのに支持率が上がるとは、鳩山首相と小沢前幹事長に対する失望と批判が強かったのですネ。

　もっとも、「熱しやすく冷めやすい」国民が多いのも事実ですから、くれぐれもご注意を。