全国知事会議

 「アリバイづくりだ」と、会場から報告する記者の解説は厳しいものでした。鳩山首相が沖縄県の基地負担軽減について協力を求めるため、きょう都道府県会館で開かれた全国知事会議は成果の無いままに終了しました。47都道府県中、18県の知事が代理出席というのも、知事会議の代理出席タイ記録です。

 日本の安全保障や基地の問題を国全体で考えて負担を分かち合うとすれば、こうした会議こそもっと早い時期に行うべきでした。「最低でも県外」「腹案がある」「5月末まで職を賭して決める」と、鳩山首相が述べてきた米軍普天間飛行場の移設問題では、地元(沖縄)と連立与党、それに米国が納得する移設先を決めると約束していながら、期限が迫ると日米合意を先行。その上で、「努力している姿」を見せようとしたのでしょう。知事会議の開催を要請したのも鳩山首相でした。

 ただ、沖縄県と米軍基地の歴史、地域振興と米軍基地の実情についてしっかり見つめ、わが国の安全保障は国民全体で考えなければならない重要な課題であることを浮き彫りにしました。振り出しに戻った普天間問題は、権力の力でこれを強引に進めるのではなく、理解と協力を求める行動がさらに必要になってきました。

 「5月末の決着」どころか、沖縄県民の怒りをさらに増幅させてしまった政治の責任。都道府県の知事たちより元気がなく、肩身が狭い感じの首相の姿にはガッカリです。

by shouichiro_sato | 2010-05-27 23:30 | 国政・時事 | Comments(0)  

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