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吉岡治さん

 今月17日に逝去された作詞家・吉岡治さん(享年76歳)の告別式が、きょう東京で行われました。「真赤な太陽」(美空ひばり)、「天城越え」(石川さゆり)、「さざんかの宿」(大川栄策)、「大阪しぐれ」(都はるみ)などのヒット曲を生んだ戦後を代表する作詞家で、2003年には紫綬褒章を受章しています。

 歌謡曲が好きな私はそうしたヒット曲を知っていましたが、作詞をした吉岡さんと初めて出会ったのは、羽後町出身の歌手・岩本公水さんのファーストコンサート。確か、大阪城公園内にあるホールでした。デビュー曲の「雪花火」を作詞したのが吉岡さんで、作曲は弦哲也さんという演歌のゴールデンコンビ。サプライズで舞台に登場した吉岡さんに、公水さんも涙を流していました。

 以来、「花篝」「冬陽炎」「家族」「花筏」など、公水さんの多くの歌を作詞されており、毎年、東京・渋谷公会堂で行われた「岩本公水『一期一会』コンサート」後の打上げパーティーでは、私も先生に挨拶をしておりました。公水さんは歌手活動10周年を機会に「3年間の休養」をし、一昨年に活動再開。今年は新曲「さいはて岬」を唄っていますが、その作詞は吉岡治さん。また、お会いできると楽しみにしておりましたのに・・・、誠に残念です。

 岩本公水さんのブログ「公水日記」には、公水さんと吉岡さんの思い出話が紹介されています。デレクターに送られてきた「さいはて岬」の原稿には、「きっと合うと思います 吉岡治」の言葉もありました。嬉しいですネ。

 素晴らしい詞と、歌い手を育ててきた吉岡治さん。誠にありがとうございました。合掌。

by shouichiro_sato | 2010-05-25 23:10 | 今日の出来事 | Comments(0)

 

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