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夕張メロン

 北海道の夏の味覚・夕張メロンの初セリが、きょう札幌市中央卸売市場で行われ、2玉入り1箱が150万円で落札されました。昨年の初セリは2玉で50万円でしたから、今年は3倍。ただし、2008年には財政破綻した夕張市を勇気づけようとして250万円の最高値をつけており、過去3番目です。景気の回復は遅れていますが、今年は「夕張メロン生産組合」誕生50周年の年で、ご祝儀相場も値上りしました。

 夕張メロンは赤肉系の高級メロンで、品種は「夕張キング」。夕張市農業協同組合の登録商標になっており、種子も農協が管理している地域ブランドです。

 きょう出荷されたのは、もちろんハウス栽培。低温と日照不足が影響して例年より10日ほど遅れているものの、糖度は十分とか。もっとも、気温が高すぎると生育は早まりますが、糖度が上がるわけではありません。ハウス栽培は7月下旬まで出荷され、その後はビニールトンネルで栽培するメロンが9月頃まで続きます。

 ところで、秋田県内のスイカの名産地である羽後町や横手市雄物川町では、ハウス栽培の小玉スイカが間もなく初出荷を迎えます。主力のトンネル栽培は、ほとんどの圃場で定植が終わりました。ただ、寒暖の激しい不安定な気候が続いていますので、これからが心配です。

by shouichiro_sato | 2010-05-17 23:10 | 産業振興 | Comments(0)  

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