末期症状
2010年 05月 14日
確かに、テレビで見る鳩山首相の虚ろな表情と言葉には、ガッカリしてしまいます。「命を守りたい」と述べた所信表明の言葉とは裏腹に、公約した政策がことごとく後退している状況からすると、選挙目当ての「絵に描いたモチ」に期待した国民が、結局は惑わされているのです。
たぶん、鳩山首相自身は一生懸命頑張っていることをアッピールしたいのでしょうが、現実とは全く遊離した「一人芝居」になっています。実母から毎月1500万円もの「子ども手当」をもらいながら、全く知らなかったと言う恵まれた環境で育ったがために、自分が発言すれば誰かが叶えてくれるという、お坊ちゃまの資質?が備わっているのでしょう。「腹案がある」といいながら、今さら「全国の知事と会いたい」とは・・・。
民主党は早期に党首を替えて参院選に臨み、清新なイメージをアッピールしなければますます国民の信頼を失います。自民党政権時代の「たらい回し」に辟易した国民が「政権交代」を支持したのに、今は失望感が広がっていることを自覚しなければなりません。
「普天間問題」も「政治とカネ」も、「マニフェストの変更」も、もう一度現実の状況に立ち返って、全てをリセットして望まない限り、その場しのぎの手直しでは国民の理解が得られません。
ここまできても黙り込んでいる民主党の議員諸氏、初心に返って行動してくださいヨ。
by shouichiro_sato | 2010-05-14 23:59 | 国政・時事 | Comments(0)