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末期症状

 時事通信社が7~10日に実施した世論調査では、鳩山内閣の支持率は前月比4.6ポイント減の19.1%になり、昨年9月の政権発足以来初めて2割を切りました。不支持率は同7.6ポイント増の64.1%。米軍普天間飛行場の移設問題で迷走する鳩山首相の、リーダーシップや政治家としての資質に対する疑問の声が大きくなっているものと思われます。

 確かに、テレビで見る鳩山首相の虚ろな表情と言葉には、ガッカリしてしまいます。「命を守りたい」と述べた所信表明の言葉とは裏腹に、公約した政策がことごとく後退している状況からすると、選挙目当ての「絵に描いたモチ」に期待した国民が、結局は惑わされているのです。

 たぶん、鳩山首相自身は一生懸命頑張っていることをアッピールしたいのでしょうが、現実とは全く遊離した「一人芝居」になっています。実母から毎月1500万円もの「子ども手当」をもらいながら、全く知らなかったと言う恵まれた環境で育ったがために、自分が発言すれば誰かが叶えてくれるという、お坊ちゃまの資質?が備わっているのでしょう。「腹案がある」といいながら、今さら「全国の知事と会いたい」とは・・・。

 民主党は早期に党首を替えて参院選に臨み、清新なイメージをアッピールしなければますます国民の信頼を失います。自民党政権時代の「たらい回し」に辟易した国民が「政権交代」を支持したのに、今は失望感が広がっていることを自覚しなければなりません。

 「普天間問題」も「政治とカネ」も、「マニフェストの変更」も、もう一度現実の状況に立ち返って、全てをリセットして望まない限り、その場しのぎの手直しでは国民の理解が得られません。

 ここまできても黙り込んでいる民主党の議員諸氏、初心に返って行動してくださいヨ。

by shouichiro_sato | 2010-05-14 23:59 | 国政・時事 | Comments(0)  

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