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3万2845人

 警察庁によると2009年の自殺者は全国で3万2845人で、前年を596人上回り、1978年に統計を取り始めてから5番目に多く、12年連続で3万人を超えています。

 年代別では50歳代が6491人と全体の19.8%で最も多いものの、人口10万人当りに占める自殺者の割合(自殺率)は、20歳代で24.1人、30歳代で26.2人と前年に引き続いて過去最悪を更新。動機別では「うつ病」などの健康問題が一番で、リーマンショック後の景気低迷による「失業」や「生活苦」が大幅に増えており、幅広い世代で将来への不安が大きくなっていることを示しています。

 同年の秋田県の自殺者は438人で、前年より33人の増加。原因・動機別では健康問題が全体の35.4%、経済と生活の問題が22.8%、それに家庭問題が6.4%と続いています。秋田県では平成15年の559人を最高に減少傾向にありましたが、再び増加に転じました。 

 自殺を予防するための対策として、自治体や民間では調査活動や相談業務を行っていますが、抜本的な改善には結びついていません。長寿社会になっていく一方で進む「孤独化」と健康不安、仕事が見つからず、所得も少ない「生活苦」、事業の不振や失敗による「経済苦」・・・等々、誰かに相談することもできずに、一人で落ち込んでしまう人も多くなっています。

 どんな場合でも、「誰かが傍にいてくれたら―――」と思うのですが・・・・

by shouichiro_sato | 2010-05-13 23:07 | 社会・話題 | Comments(0)  

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