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口蹄疫

 全国第2位の養豚と第3位の肉牛生産で知られる、畜産王国・宮崎県で非常事態です。先月20日に数頭の牛で感染が確認された家畜伝染病・口蹄疫が、ウィルスが増殖しやすい豚にも発症して拡大しています。8日までに感染の疑いが確認された農家や施設は49件、殺処分の対象となる牛や豚は6万2400頭以上になるという、わが国の畜産史上でも最悪の出来事が進行しています。

 <参考> 平成20年1月の秋田県農林水産業累年統計表によると、県内で飼育されている乳用牛は6270頭。肉用牛は2万1500頭。豚は27万7500頭です。

 感染防止のためとはいえ、手塩にかけて育ててきた牛や豚を処分しなければならない農家の皆さんの心情を思うと、残念至極であり慰めの言葉もありません。さらには関係機関の皆さんも不眠不休で対応に追われており、疲労困憊していることでしょう。

 防疫と対策は国によって方法が定められていますが、一日も早く「封じ込め」て拡大を防止しなければ、地域経済への影響も深刻です。実際、台湾では1997年に口蹄疫で380万頭以上の豚が殺処分され、同国の豚肉産業が崩壊しています。

 感染した牛や豚に接した人や車がウイルスを伝播する感染源になることも指摘されており、対応する人的スタッや殺処分した家畜の埋設地も不足している模様です。宮崎県や関係する自治体のみならず、国も積極的に関わって「拡大防止」に全力を傾注してください。

 ただ、感染発覚後は大型連休の時期と重なり、マスコミの報道も「米軍普天間飛行場移設問題」が焦点で、以前に同じ宮崎県で発生した鳥インフルエンザの時と比べてニュースの扱いも小さい様に感じられます。しかし、風評被害を防ぎ、畜産農家への支援・助成措置を講じるためにも、国や県はさらなる情報の公開に務めてください。

by shouichiro_sato | 2010-05-08 22:24 | 産業振興 | Comments(0)  

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