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情報公開?

 大型連休が始まり、支持率が急落している鳩山政権のニュースは「小休止」の状況ですが、この機会を待っていたようにきょう発表された内閣府の調査結果。子ども手当の支給対象の子供を持つ親に聞いた「手当の使い道」で、48.2%の親が「貯蓄」と答えていました。低収入の家庭では生活費に回り、高収入の家庭では塾などの教育費に充てられることも分かり、予算案の審議過程で指摘された問題が、そのまま現実となってくる感じです。

 この調査は昨年11月にインターネットを通じて行われており、1月に国会で予算審議が始まる時には結果が出ていたものと思われます。それが何故、今ごろ発表されるのか?。「情報公開」を旗印としている民主党政権であっても、マニフェストの目玉政策である子ども手当が「貯蓄に回される」では、都合が悪かったのでしょうネ。

 米軍普天間飛行場の移設問題でも、いまだに「政府案は決まっていない」の一点張り。マスコミでは徳之島への一部移転や、名護市・辺野古の現行案の修正などが報じられているにもかかわらず、水面下で右往左往。関係する地元では反対の声が強くなるばかりです。「できれば国外。最低でも県外」だとして、「腹案がある」と言いながらも明らかにせず、隠し続けてきたツケが問題をさらに難しくしています。

 一方、検察審査会が「起訴相当」と議決した民主党・小沢幹事長の政治資金規正法違反事件にしても、国会での説明を拒否しているばかりか、今度は「検察審査会の仕組みが悪い」とでも言うような議員連盟を組織するなど、開かれた政党とは正反対の行動をとっています。

 「時計の針を戻してはならない」と力説している鳩山首相ですが、民主党自身が(数の力による)旧態の政治手法を復活させ、「時計を遅らせている」ように思います。政権交代は有権者の選択ですが、政権発足7ヶ月でこの状況・・・・、支持率を回復する要素は見当たりませんネ。

by shouichiro_sato | 2010-04-29 21:12 | 国政・時事 | Comments(0)  

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