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大崎市長選挙

 「大崎市」は宮城県の北西部にあり、古川市、鳴子町、岩出山町、田尻町、三本木町、松山町、鹿島台町の1市6町が合併して4年前に誕生した、人口13万5千人の新しい市。今は、合併後2回目となる市長選挙と、在任特例がなくなった市議会議員選挙の真最中です。

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 市長選に立候補しているのは伊藤康志氏(現職、元宮城県議会議長・60歳)、本間俊太郎氏(元宮城県知事・70歳)、佐藤仁一氏(元岩出山町長・58歳)の3人(写真)。初代市長を選ぶ4年前には、伊藤氏が本間氏に2000票余の差で当選。今回は伊藤氏の4年間の実績が問われる戦いになっています。

 台風の目となっているのは、告示1ヶ月前に出馬表明した佐藤氏。旧岩出山町長時代は特色ある町づくりで注目され、「あ・ら・伊達な道の駅」を日本有数の道の駅に育てた経営手腕は特に有名。合併後の街づくりに(現職は)地域を活かす姿勢がないとして、総合支所のあり方や独自の地域振興策を掲げています。

 さらに、争点では現職市長のリコール問題にまで発展した「市民病院」の改築と整備。合併前の旧町にあった複数の病院(現在は市民病院分院)と旧古川市民病院(現在は市民病院本院)の在り方です。本院の移転改築と機能充実を進める伊藤氏と、現在地で改築し分院の機能維持を主張する本間氏と佐藤氏。東西に幅広い地勢で、数多い温泉や企業集積が進むなど、地域資源も豊富なだけにどんな街づくりを進めるのか。市民の関心は高まっています。

by shouichiro_sato | 2010-04-15 23:36 | 政治活動 | Comments(0)  

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