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あれから・・・1年

 ちょうど一年前の4月11日は、秋田県知事選挙の運動最終日。秋田市大町の5丁目橋で最後の街頭演説を行い、この時間には事務所でスタッフの皆さんに感謝しておりました。

 時間の経つのは早いものです。 ―――― その後はというと、県政は与党議員が多数で平穏になり、国政では総選挙で民主党が大勝して政権交代。県民も国民も、新しい時代の幕開けとなるような「期待感」を持っていました。がしかし、最近はともにホコロビのようなものが大きくなりつつあります。

 例えば佐竹知事の場合、10a当り1万5千円のコメ農家戸別所得補償のモデル事業を受け入れるため、すでに決めていた生産調整の方針を一夜で撤回したこと。社会情勢が変化する中で、秋田市の日赤・婦人会館跡地再開発事業をそのまま進めることなど、どれも「政治決断」でした。しかし、「これからの秋田県農業をどうするのか」「県都のにぎわいと施設の役割をどうするのか」といった基本的な政策(姿勢)が見えず、場当たり的な感じが否めません。

 鳩山政権も、たった半年で支持率が3割を切る「危険水域」。大風呂敷を広げたマニフェストに沿った予算で、国の財政はますます悪化。清潔な政治を求めた国民に反して、「政治とカネ」の問題は「知らなかった」でウヤムヤ。さらに米軍普天間飛行場の移設では「できれば国外、最低でも県外」と主張していながら、やっていることは支離滅裂。これほど首相の言葉が虚しく聞こえるとは、今では自民党時代の首相を批判することはできません。

 そうした一年でしたが、最近、県内で最も出てくるキーワードは「秋田の再生」。県が策定した新しい県政運営の指針も、タイトルは「ふるさと秋田元気創造プラン」。去年の知事選挙で私が使った文言も、ようやく認知されてきたようです。

 尚、私自身はまだまだ充電中です。今後ともよろしくご指導ください。

by shouichiro_sato | 2010-04-11 23:50 | 政治活動 | Comments(0)  

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