トキが産卵

　日本の自然界では１９７９年以来３１年ぶりに、新潟県佐渡市でトキの産卵が確認されました。このまま順調に行けば、４月２５日頃にヒナが誕生するものと思われます。

　０８年に放鳥した３歳の雄と０９年に放鳥した１歳の雌のペアで、３月２７日に産まれた模様。さらに別のペアも産卵した可能性があると、環境省では発表しています。

　日本のトキは０３年に絶滅。環境省では中国から贈られたトキを人工繁殖して増やし、昨年までの２年間で３０羽を放鳥してきました。ただ、今年放鳥を予定していたトキ１１羽が３月１０日未明、テンと思われる小動物に襲われて９羽が死んだばかり。関係者はショックを受けていただけに、自然界でのヒナ誕生に期待しています。