まちがい
2010年 03月 24日
東京都では監察医務院の監察医が、解剖の必要がない男性の遺体を別の男性と取り違えて行政解剖していたことが発覚。報告書も書き換えられていました。警察署から遺体をくるんだビニール袋を運び込んだ署員と、解剖をした医師も解剖対象の目印となる手首に巻いたバンドを確認していなかったようですから、ビックリです。(解剖が行われたのは今月7日。事実が報道され、記者会見が行われたのは23日)
神奈川県では窃盗事件で残された遺留品のDNAと、警察庁が管理するDNA型データベースが一致したとして逮捕された男性が、事件には全く無関係であったことが明らかになりました。「2年前の登録時に検体を取り違え、全く別人の情報を入力してしまった可能性が高い」ようで、驚きです。(逮捕されたのは1月4日。警察が事実を認めたのは今月20日)
そして県内でも・・・、横手市では市内の病院から救急搬送を要請された救急隊員が間違って別の病院へ直行し、別の患者を搬送。消防本部が間違いに気づき、依頼先の病院へは別の救急車が向かったものの、通常の到着より20分以上も遅れてしまっていたことが、きょう分かりました。18日の出来事です。
「慣れからくる油断」か、それとも「怠慢」か。神奈川の事件では男性のアリバイが証明されなければ、DNAデータを基に冤罪の可能性もありました。
再発を防止するためにも事実を隠蔽することなく、「まちがい」を謙虚に反省することが重要です。この3件の事例は遺族や関係者から指摘され、警察署や消防署が後から認めていました。こうした対応も、どこか「間違っています」ネ。
by shouichiro_sato | 2010-03-24 21:48 | 社会・話題 | Comments(0)