人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NPOシンポジウム

 「秋田NPOシンポジウム2001」(主催・同実行委員会、代表世話人・太田良行さん)が秋田県生涯学習センターで開かれ、新しい「公」について考える機会を得ました。
 
 シンポジウムでは最初に、鎌倉市民フォーラム(神奈川県)前代表の渡辺光子さんが「『新しい公共』をどう担うのか」のテーマで基調講演。「公共の福祉の実現は国や自治体の責務であり、税金を原資とし、公務員による行政サービスに委ねるといった考え方が主流であった。しかし、21世紀は市民が主体となり、国・自治体、NPO、企業が互いに協働することによって新しい公共の福祉を実現するべきだ」と、社会的な背景や協働の道のりについて詳しく解説されました。

 しかし、行政、NPO、企業の間で、新しい「公」についての認識はまだまだ不十分であり、どう進めていくべきか。県庁知事公室・鈴木豪さんが「秋田県の協働の現状と取り組み」、NPO法人菜の花ネットワーク・後藤真由美さんが「菜の花で秋田を再生する」、㈱秋田指月取締役・小田敦さんが「企業は地域とどう関われるか」、それぞれの分野での実践を報告。

 企業では社会的責任(CSR)と貢献を目指すところが増えており、NPOでは自立することが課題になっていること。行政は計画策定から実施後の評価まで参画できる仕組みをどうつくるのか。その後のデスカッションでは、会場からも多くの意見が出されました。

NPOシンポジウム_f0081443_2026417.jpg
  (写真・秋田市の環境カウンセラー小山澄子さんが「NPOの政策提言力」について意見を述べるなど、公務員、大学准教授、県外から参加したNPOメンバーも発言)

by shouichiro_sato | 2010-03-22 20:42 | 今日の出来事 | Comments(0)  

<< 働き盛り・・・でも 愛好家のキルト展 >>