澤井先生、ありがとうございました
2006年 03月 19日
大学3号館ー145教室での講義では、「生活研究としての家政学の立論」と題して、家政学に興味・関心を抱くようになったのはアメリカでの体験と勉強だったと紹介された後、今後の新しい方向性として、「不確かさと変化に対しての創造的な適応などについての研究・教育が必要だ」と述べ、家政学イコール家事・裁縫(技術)ではなくなったことを強調されました。現在も国際家政学会理事、アジア地区家政学会長を務められるなど、得意の英語を活かしてご活躍されている様子がうかがえ、充実した授業でした。秋田から世界に情報発信を続けていただいていることにも感謝したいと思います。
男女共生=市民共生とおっしゃる先生の意志を尊重されたパーテーは、来賓や肩書きもなく、くじ引きで席を決め、参加者が同じテーブルに着けるように工夫され、谷京子さんの素敵な司会進行や門間幸子さんの楽しいナレーション付きの「思い出アルバム」企画などもあり、あっという間の3時間。アメリカの友人が先生に送ってくれたという今宵のためのドレスも素晴らしくお似合いで、楽しい会となりました。北海道や兵庫県など遠くからも多くの教え子が駆けつけており、先生も感激の様子。秋田の女性たち、いや男性にも蒔いた「澤井のタネ」は、これからどんどん成長することでしょう。私も水をやったりしながらお手伝いさせていただきます。
充実したひとときを創ってくださった長沼誠子先生を始めとする実行委員の皆様にも感謝申し上げます。
by shouichiro_sato | 2006-03-19 09:30 | 今日の出来事 | Comments(0)