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半年たったら・・

 鳩山政権が誕生して16日で半年。全国紙やテレビなど、マスコミの評価は総じて「期待はずれ」「幻滅だ」と厳しいものでした。

 鳩山首相と民主党・小沢幹事長の「政治とカネ」の問題について国民は納得しておらず、マニフェストに掲げた政策も後退するばかり。米軍普天間飛行場の移設問題は迷走しており、今月の世論調査ではどのマスコミでも、内閣支持率は「不支持」が「支持」を上回りました。

 支持率が続落している原因は明確です。政権交代することで政治が変わると期待したのに、ほとんど変わっていないことです。国会の論戦も同じ答弁の繰り返しで、結局は数の力による「強行採決」。ヤジの大きさが目立つくらいで、国会運営も「いつか来た道」そのもの。自民党政権時代と同じことを見ているようで、民主党の支持率も下落の一途。自民党も支持が回復しておらず、再び「無党派層」が増加する傾向にあります。

 「予算が上がれば、国民の皆さんに新政権の姿を実感していただけると、そのように考えている」という鳩山首相。きょうはマニフェストの目玉政策となっている「子ども手当」「高校授業料の無償化」の法案が衆議院を通過しましたが、恒久的な財源が確保されているわけではありません。「徹底的に歳出の削減、予算の見直しの議論をして」財源を見い出すとしても、(現実離れしている)首相の言葉に「決意や重み」が感じられず、心配です。

 昨年夏に民主党へ吹いた追い風は、この半年ですっかり止んでしまったようですネ。

by shouichiro_sato | 2010-03-16 23:44 | 国政・時事 | Comments(0)  

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