人気ブログランキング | 話題のタグを見る

公用車

 秋田市の穂積志市長が、平日に公用車で市内のスポーツジムに通っていたことが話題になっています。市長曰く「月に一回程度、公務が入っていないことを確認して行っている。土日も公務があり、体力づくりが必要で時間を見つけて行っている」とのこと。私も羽後町長時代に公用車を利用していた者として、(政争の町といわれたこともあり、町民の監視?が厳しく)公務と私用の区別をしっかり線引きしていたことを思い出しました。

 例えば、役場への毎日の通勤は自家用車。出張で自宅から空港や駅に向かう場合は別として、普段は自分で運転して出勤・退庁していました。こうしたスタイルの市町村長は、県内にも結構います。正反対に毎日、自宅からの送迎は当たり前で、休日に行くゴルフなどのプライベートなことでも、公用車が送迎していた先輩首長もおりました。こうした先輩は「首長の仕事・職責は24時間休みなし。故に公用車は常に必要で、仕事場そのものだ」と、教えてくれたのですが・・・。

 「この程度のことに目くじらを立てるのはオカシイ」という声もあれば、「私的な用事に公用車を使うべきでない」という意見もゴモットモ。かつて、公用車でパチンコに行き、地震が発生したのに台を離れなかった副知事もいましたが、職務上の特権や立場に甘えてはいけません。

 そうした意識改革は、首長に新人が当選した時こそ実現が可能です。市長選挙では圧勝した穂積氏も間もなく就任から1年。新年度の予算などに独自の政策を期待している時の話題が、「公用車の運行管理を検討する」ではチョッと・・・。


 《 参考までに 》

 秋田市では穂積市長が就任した後、昨年6月の補正予算で公用車の購入(更新)を決定。車種はトヨタ「エステマ」ハイブリット。予算額は626万8千円(特別内装等のオプション費用約76万円を含む)で、最高のグレードとか。一方、八峰町では同10月に公用車の入札を実施。車種はトヨタ「エステマ」ハイブリットXで、請負決定額(消費税相当額含む)は384万円でした。同じような車種でも価格には相当の差があるものですネ。

by shouichiro_sato | 2010-03-12 23:51 | 社会・話題 | Comments(1)  

Commented at 2010-03-13 12:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

<< 頑張れ!秋田 迎賓館 >>