長崎県知事選
2010年 02月 23日
総選挙では同県の4小選挙区で全勝した民主党。その勢いで元農林水産官僚の新人(40歳)を擁立し、赤松農水相や前原国土交通相、原口総務相らの主要閣僚を送り込み、「利益誘導」とも思われるなりふり構わぬ手法を駆使。しかし、鳩山首相の「知らなかった実母からの資金提供」や小沢民主党幹事長の「政治資金団体の土地購入」など、政治とカネの問題が影響したことは確実です。
小沢幹事長は1月、同県で開かれたパーティーで「(民主党推薦候補を)知事に選んでいただければ、自主財源の交付金も皆さんの要望通り。高速道路もつくることができる」と、古い自民党時代を思い出すような演説をしたとか。こういう政治スタイルですから、政治資金問題は潔白だと主張しても、納得しているのは民主党所属の国会議員のみ?で、国民の政治不信は払拭されていません。
同日に行われた東京都町田市長選挙でも、小沢幹事長が(異例ともいえる)直接、選挙事務所を訪問して激励した新人候補が落選し、この日は民主党が2連敗。
朝日新聞の世論調査(20、21日実施)では鳩山内閣の支持率が37%(不支持は46%)と下落していますし、「夏の参院選で民主党が過半数の議席を占めること」については、55%が「占めない方がいい」(31%は占めた方がいい)でした。しかしながら、自民党の支持率は18%で、前回と変わらず。自民党への期待が高まっているわけでもありません・・・・。
by shouichiro_sato | 2010-02-23 23:40 | 国政・時事 | Comments(0)