秋田万歳
2010年 02月 21日
(写真・来場者に配布された記念の御札)
この万歳は「正調秋田萬歳」で、難しいことは日本一とか。解説によれば尾張万歳の影響6段、江戸万歳の影響3段、秋田独自の万歳3段の儀式万歳(表6段、裏6段が1セット)。人気とり(ゴマスリ)でピエロ役が歳蔵で、儀式役は太夫の二人一組で演じます。
今回の演者は秋田市で秋田萬歳を継承している、北條貞次郎さん(歳蔵)と相場久美子さん(太夫)の二人。演目は扇萬歳、エビくづし、御国萬歳、サンゴくづし、桜萬歳、山くづし、御門開萬歳で、独特の調子の軽快な語りに、場内は驚きと大爆笑の連続でした。
ところで16周年を迎えたむかしがたり館は、連日、多くの利用者でにぎわっています。民話(昔語り)の伝承、同地区に伝わっている県指定無形民俗文化財「猿倉人形野中吉田人形芝居」の、活動拠点として定期公演を行っているほか、隣接しているクリーンセンター(焼却場)の余熱を利用した大浴場と休憩施設、年中利用できる人工芝の屋内コートが備わっていますから、羽後町のみならず湯沢市・横手市などの人も多く、老若男女が交流できる憩いの場となっています。
開館時間は午前9時から午後6時まで。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)です。
by shouichiro_sato | 2010-02-21 23:59 | 羽後町 | Comments(0)