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ニトリ

ニトリ_f0081443_12141356.jpg 有限会社門脇木材(仙北市、代表取締役・門脇桂孝氏)の創立20周年記念講演会が開かれ、全国に店舗を展開している「ニトリ」の代表取締役社長・似鳥昭雄氏が、「何が難関で、どう乗り越えたか」の演題で自身の歩みとこれからの夢を語りました。

 (写真・仙北市のたざわこ芸術村「わらび劇場」で)

 似鳥氏は1944年の北海道生まれ。大学卒業後、23歳の時に札幌で売場面積30坪の「似鳥家具店」を開始し、それから43年で国内に212店舗(今年1月20日現在)、海外に5店舗を構えるチェーンストアに発展しています。

 「創業から6年目の苦しい時代だった72年、米国ロサンゼルスの家具業界を視察する研修に参加し新しいビジネスモデルと出会ったことが、さらなる出発点になった。アメリカのチェーンストアでは『使う・買う』立場になって商品づくりを進め、家具とホームファッションはコーディネートされていたこと。そのうえ商品の品質機能が素晴らしく、値段は日本の三分の一であることに衝撃を受けた」とのこと。

 ニトリの原動力は「ロマン」と「ビジョン」。「日本国民に欧米並みの豊かな暮らしを提案する」というロマンは現在も変わることなく、20年、30年、50年と長い年月をかけてもやり遂げたいと、夢を語っています。

 「今まではメーカーに価格の決定権があり、見込み生産によって流通がコントロールされてきた。これからはチェーンストアが『使う立場・食べる立場・楽しむ立場』で計画生産し、『マス・マーチャンダイジングシステム』の確立によって、価格を二分の一から三分の一にすること。そのことが大部分の大衆が豊かさを享受できるための『革命』になる」

 秋田県内のニトリは秋田市と大仙市大曲の2店舗。「お値段以上、ニトリ」のCMに誘われて、今度は行ってみましょう。

by shouichiro_sato | 2010-02-06 22:04 | 今日の出来事 | Comments(1)  

Commented by 門間幸子 at 2010-02-07 21:00 x
ニトリの社長さんの講演、聞きたかったです。経営にかけても、継承にかけても信念のある方だと思っています。輸入品など地産以外は使わないように心がけている私も、この方の考え方に共感してニトリの売り上げには協力してもいいかなと思ったほどです。聞けなくて残念です。ぜひ、どういうお話だったか教えてください。

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