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民主党秋田県連

民主党秋田県連_f0081443_8105385.jpg 先月29日に開かれた民主党秋田県連(代表・松浦大悟参院議員)の常任幹事会は、今年7月の参院選挙本県選挙区の公認候補者に応募した8人の中から2人に絞り、週明けに2人と面談して5日までに候補者予定者を決める方針だ――と、30日の秋田魁新報は伝えています。(写真)

 党所属現職の鈴木陽悦参院議員(61歳)がいながら、「有権者や支持者によく見える形で議論を行いたい」(松浦代表)として候補者を公募することにした民主党県連。先月24日から27日まで履歴書と論文(レポート)を提出してもらい、書類審査と面談で29日には候補者を決定する予定でした。

 しかし、新聞報道によると絞り込んだ2人は、現職の鈴木氏と大仙市出身の昭和大学医学部教授・工藤進英氏(62歳)。鈴木氏は初当選後に民主党との院内会派に参加し、昨年秋には小沢幹事長の要請を受けて民主党へ入党。早くから出馬の意欲を表明していました。6年前には民主・社民・連合の推薦統一候補として無所属で当選したものの、昨年の知事選や衆院選挙への対応などを巡って、県連の寺田学幹事長(前代表)との関係がギクシャクしてました。

 一方、大腸がんの権威として世界的にも著名な工藤氏は、新聞社の取材に対して「民主党県連の関係者から再三の要請があり応募した。日本の医療を秋田から立て直したい」と、経緯と意欲を語っています。工藤氏が医療の現場から政界に転身するには相当の決意があると思われますから、民主党県連の公募は「出来レース」?。水面下で工藤氏に要請しながら、鈴木氏を公認しないための「手続き」として公募方式をとったのでしょうか。これでは応募した(書類選考で除外された)6人も当て馬にされたようで、「オープンな議論」など、とても無理な話でした。

 明日3日は、鈴木氏が参院本会議で所属会派「民主党・新緑風会・国民新・日本」を代表して施政方針演説に対する質問に立ちます。しかし、その後に鈴木氏を除く県連所属の国会議員5人が常任幹事会を開き候補予定者を選ぶ模様で、(代表質問に対する鳩山首相の答弁よりも)鈴木氏への対応が注目されます。

 民主党県連も寺田幹事長を除けば1期目の新人議員ばかりで、松浦代表もまだ3年目。高松和夫、京野公子、川口博の3氏は昨年夏に初当選したばかりですから、党本部のみならず、県連も(代表より)幹事長の意向で物事が決まるのでしょうか。

by shouichiro_sato | 2010-02-02 23:20 | 国政・時事 | Comments(0)  

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