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結婚仲介業者

 横手警察署と県警生活環境課は25日、結婚相手を紹介する契約を結ぶ際にクーリングオフなどに関する記載のない書面を渡したとして、横手市の会社役員(61歳)を逮捕しました。結婚を望む人を知人に紹介してもらい、1人当り150~300万円で契約を締結したものの、大半は交際や結婚に至らなかったといい、これまでに少なくても6人から計1350万円を受取っていました。

 逮捕の容疑は特定商取引法違反(不備記載書面交付)ですが、結婚希望の人をターゲットにした詐欺行為。未婚の男女が増える中で「弱みにつけこんだ」悪徳業者が県内にもいたことに、ビックリです。

 今月15日には、警視庁と宮城県警の合同捜査本部が交際相手を装った「サクラ」の女性を使い、出会い系サイトの客から利用料を騙し取った詐欺の疑いで、サイト運営会社役員(33歳)ら男10人と女1人を逮捕する事件がありました。このグループは2008年春までの3年間に、登録者140万人から約20億円を騙し取っていたとのこと。(それにしても140万人とは、すごい登録者数ですネ)

 思い出せば、トラクターデモで「秋田にお嫁においで」と訴えた20年以上前にも、結婚仲介業者が主催した詐欺紛いのお見合いパーティーがありました。男性は会費を負担して参加するパーティーでしたが、集まった女性は結婚の意思など全くない派遣会社のコンパニオンの皆さん。当然、交際に発展することはありませんでした。

 婚活ブームの昨今、全てがこうした業者ではないものの、信用できる相手なのかをしっかり見極める必要があります。そうした慎重な対応が出来るか、相談できる家族や仲間がいるのかどうか。同じお金を負担するなら、パソコンに向かうばかりでなくアフター5に町へ出たり、地域やボランティアの活動に参加するなど、人との出会いを自分の手で開拓しなければなりません。

 情報は氾濫していますが、「人任せ」で結婚できると思ったら大間違いです。

by shouichiro_sato | 2010-01-26 22:55 | 社会・話題 | Comments(0)  

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