上到米振興会
2010年 01月 24日
今時、水源問題というと何のことかと思われますが、上到米地域には上水道がなく、各家庭では井戸水か沢水を浄化して使用しています。しかし、水質に問題があったり、生活用水の使用量が増えるにつれ、「安定した水源を確保して、上水道を整備してほしい」という声が高まっていたのです。
田代・仙道地区は町の中心部から離れていて、その上、地形的にも全く違う環境にあることから、町の上水道を敷設することができませんでした。しかし昨年末、町が地域内のある横根峠付近で実施したボーリング調査の結果、豊富な水量が確認されたとのこと。現在は厳寒期における揚水試験と水質検査中ながら、水道水として利用が可能になれば、早急に準備組織を立ち上げて、町とともに事業計画を検討することにしました。
過疎化が進み、高齢者世帯が多くなっている地域ですが、少しでも安心して暮らせる環境を整えるには、皆で頑張らなければなりません。最近では、携帯電話会社による通信設備の整備が(「費用対効果」の関係で)遅れていたことから、町の事業でアンテナ等を設置したこと。山間部に地上デジタル放送の電波が届かなかったことから、東北で最初となるギャップフィラー方式を取り入れて全世帯で視聴が可能になったことなど、住民の協働による努力が実を結んでいます。――――そして今度は、上水道の事業です。
会議の後は、役員会では初めてとなる「懇親会」を行い、親睦を深めてきました。
by shouichiro_sato | 2010-01-24 21:38 | 地域活動 | Comments(0)