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心配になってきた民主党農政

心配になってきた民主党農政_f0081443_2020442.jpg 今夜行われた羽後町農政懇談会の講演は、農民運動秋田県連合会委員長・佐藤長右衛門さんが「民主党農政と『戸別所得補償』制度をどう見るか」。食糧自給率の向上や地域農業の再生のために期待している民主党の政策にも、まだまだ課題が多いことを浮き彫りにしたお話でした。

 (写真・横手市十文字で農業を実践している佐藤さんの講演は、資料も豊富で心に響きます。西馬音内にある「コプニ巨福会館」大ホールにて)

 講演の要旨(レジメ)は次の通り――――

▽民主党政権は自由化の流れを急加速している
  「民主党の歴史と性格をどう見るか」
  「マニフェストの修正は選挙目当ての一歩後退だった」
  「政権獲得後、自由化策動が強まっている」

▽戸別所得補償の前倒し・「満額確保」は自由化推進の条件づくり
  「原点は2006年、代表就任直後の小沢発言」
  「食糧危機をどう考えているのか」
  「しかし、原点回帰の言明次々に」
  「マニフェスト1年前倒し・粗製濫造の戸別所得保障で参院選を乗り切り、自由化は参院選後に」

▽農業予算を切り込んでスタートする戸別所得補償は、農家経営の立て直しと農業再生・自給率向上に役立つのか
  「農民の願いからも、民主党の選挙公約からも後退した戸別所得補償」
  「切り刻まれた農林水産予算、来年から予算を組めるのか」
  「民主党農政に対する評価が真っ二つに割れた日本農業新聞アンケート」

▽農業再生と自給率向上は、農民連の要求と提言の方向でこそ
  「農業を危機に陥れている根本原因にメスを入れてこそ」
  「根本原因にメスを入れていない民主党政権」

by shouichiro_sato | 2010-01-23 23:37 | 国政・時事 | Comments(0)  

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