新春祝賀会

　羽後町と町商工会が主催する「羽後町新春祝賀会」がきょう開かれ、政治評論家・屋山太郎氏の講演がありました。（写真・羽後町活性化センターにて）

　屋山氏の講演テーマは「２０１０・政治経済展望」。鳩山内閣の支持率が急降下している背景や、政権交代前の自民党政治がもたらしたもの。脱官僚政治の意味と民主党が目指す国家経営のやり直し（政治の方向）について、豊富な情報と経験を交えて分析・解説。

　「政権交代後の鳩山政権への期待感は８割程度もっていたが、今は２～３割かな」。普天間基地移設問題で日米関係をぶち壊していることや、日本郵政の社長人事で天下り廃止・渡り根絶の約束を反故にしたこと。首相自身の偽装政治献金や相続税の脱税問題が、今後の政権運営にジワジワと影響するだろう――――と、厳しい見方を示しています。

　年の始めに商工会会員や行政関係者、町民有志（広報で募集しており、誰でも参加申込み可能）などが一同に会する新春祝賀会は、今回が１０年目。今年は２００名余が参加し、情報交換しながら今後の抱負を語り合いました。