仕事始め

　官公庁はきょうが仕事始め。正月で動きが止まっていた政治の世界も、再び動き始めました。

　（写真・鳩山首相の年頭記者会見。ＡＡＢ「報道ステーション」から）

　鳩山首相は「国民のための政治をつくりあげる正念場の一年だ」と挨拶し、政権交代を選択した国民の期待に応える意欲を示しました。しかし実際は、首相個人の偽装献金問題やリーダーシップに疑問符がつき、昨年末の調査では内閣支持率も５０％を下回る状況。権勢を誇示する小沢・民主党幹事長の影響力も一段と強まっており、これからの半年が鳩山さんにとっての「正念場」。１８日に召集される通常国会での論戦をどう乗り切るのか、最初のハードルです。

　一方、秋田県の佐竹知事は「県政の指針を自ら定める」「私の行う政策で県民の生活を安定させたい」と、新年の決意を漢字「定」の字で披露。初めて着手する新年度予算で「佐竹カラー」をどう出すのか、注目です。

　今年の干支は「寅」。為政者の皆さんにはトラのように勇敢で力強いリーダーシップを発揮し、私たちの暮らしが飛躍する一年になるよう、期待しています。