人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おいしい東北闘技場

 今夜放送されたNHKの「おいしい東北闘技場」は、県対抗で料理対決する番組。いままで東北6県代表による予選が行われ、今回は決勝大会。秋田県代表の県立雄勝高校は料理専門学校と対戦した予選を、地元食材の鮎や稲庭うどんの料理で勝ち抜き、岩手、宮城の若者たちと腕を競いました。

おいしい東北闘技場_f0081443_2141567.jpg 「いぶりがっこ」とハタハタの「ブリコ」を使ったピザ風の逸品。比内地鶏のスープで焚いたあきたこまちの「きりたんぽ鍋」。イチゴで作った椿の花と日本酒の風味漂うデザートが添えられた、シンプルな冬の秋田のオリジナル料理は、見事に優勝。

 審査員の一人、料理人・三國清三さんは審査項目「ふるさと表現力」「おいしさ」全てで秋田チームを選んでくれました。(写真・雄勝高校の4人のシェフ) 他チームは料理を勉強している専門家の卵がメンバーという中で、雄勝高校生が頑張っている姿に引き込まれ、結果発表の時には思わず拍手をしてしまいました。

 普通高校の同校には「料理学科」があるわけでもなく、生徒の皆さんは放課後に勉強したということですが、校長先生を筆頭に一丸となった取り組み。心から賛辞を送りたいと思います。優勝のご褒美はスローフードの本場・イタリアでの研修と、「おいしい世界の闘技場」出場権ですから、さらに頑張ってほしいものです。

 厳しい社会のニュースが多い年の瀬に、心温まるうれしい話題でした。

by shouichiro_sato | 2009-12-25 21:52 | 社会・話題 | Comments(0)  

<< 秋田の10大ニュース クリスマスイブ >>