冷たい雨
2009年 12月 03日
宿舎の全国町村会館から衆議院議員会館へ向かおうと、坂を下っていくと警備の警察官が大勢いました。民主党本部が入居しているビルの前は歩道も狭く、雨に濡れたイチョウの葉が敷き詰められ、傘を差してすれ違うのに一苦労です。
臨時国会は4日間の会期延長をし、明日まで。鳩山政権が誕生し初めての国会として注目されましたが、今までに成立した法案は借入金の返済猶予法や肝炎対策基本法など極めて少なく(政府提案そのものが少なかったので、当然ですが・・・)、目立ったのは前政権が編成した補正予算の一部凍結や「事業仕分け」。
マニフェストで約束した事業を盛り込んだ来年度予算案は、概算要求で95兆円にも膨れ上がり、もっぱら「削減」「廃止」などという話題に終始した感じです。経済の成長戦略も沖縄の米軍普天間飛行場問題も、政府の明確な方針が示されないままに先送り。「論戦国会」を期待したのに、鳩山首相の政治資金問題が拡大して来たためか、終盤の国会は全くもって中身の薄いものになってしまいました。
野党になった知人の国会議員は「虚しいネ」と、ひと言。各党の議席数が力を発揮する国会だけに、永田町界隈はすっかり立場が逆転している状況です。
by shouichiro_sato | 2009-12-03 23:48 | 国政・時事 | Comments(0)