人気ブログランキング |

「知らんぷり」

 鳩山由紀夫首相は今夜、自らの資金管理団体を巡る偽装献金問題について、重ねて関与を否定しました。全てが「会計責任者の判断で行われている」というのです。

 すでに明らかになっている問題は、氏名が公表される個人献金(5万円以上)に故人や実際には献金していない人の名前が使われていた。公表されない匿名献金(5万円以下)の大半も偽装であり、パーティー券収入も1億円以上を偽装。それらの総額は過去4年間で3億円を超えていること。さらに、その原資は鳩山氏個人のカネと説明していたのに、鳩山氏の母親が昨年までの5年間で9億円を超える資金提供をしていたことが判明しました。

f0081443_19382940.jpg それらに対する鳩山首相のコメントは、「私の知らないところで何が行われていたのか。事実かどうかも含めて、大変驚いている」(25日夕方)。
 
 (写真・25日夜のAAB秋田朝日放送「報道ステーション」より)

 偽装献金は政治資金規正法に違反していますし、政治家個人であれ母親であれ、政治団体へは年間150万円を超える寄附はできません(ただし、自らの資金管理団体への政治家自身の寄附は、年間1000万円まで可)。元公設秘書が説明している「借入金」だとしても、毎年1億円を超えるお金ですから、借用証書や返済記録がなければそれも詭弁、息子への贈与と思われます。

 こうした事実を全く知らなかったという鳩山首相。これを「恵まれた家庭に育ったから」と言うならば、「国民生活が第一」という看板も虚しく、生活感や金銭感覚が全くない人としか思えませんネ。

 もっとも、政治資金報告書に記載されていた内容を了解していたとすれば元秘書と同罪。母親からの資金提供を知っていたとすれば(贈与税の)脱税の疑いもありますから、首相は「知らんぷり」を通すしかない、大変な事態です。

 「検察の捜査が真実を明らかにしてくれる」(鳩山首相)前に、すでに「崖っぷち」です。

by shouichiro_sato | 2009-11-27 23:19 | 国政・時事 | Comments(0)  

<< 平野政吉美術館 秋田工芸展 >>