県議会を訪ねました
2006年 03月 14日
ところで今朝の新聞には、昨日の総務企画・福祉環境両常任委員会で県当局は「子育て支援と教育への施策を充実強化すれば大幅な財源不足になる」として、新たな県民負担が避けられないようなニュアンスの報告をしていました。このところ目立ってきている当局側のスタンスですが、議会の代表質問や一般質問では「負担増の前に、まずは経費の徹底的な見直しを求める」という声が圧倒的。当然のことです。
限られた歳入の中で県民の負託に応えていくには、事業の取捨選択はもちろん、歳出構造そのものも大胆に見直していかなければなりません。今ひとつ経済が伸び悩んでいる秋田の状況からすると、公共事業が底支えをしてきたことも事実でしょうが、「少子長寿社会」の先端を行く県としては、未来を担う子供たちの育成には思い切った財源手当てが必要だと思います。例えは適当でないかもしれませんが、かつてハタハタの禁漁を実施して資源の回復を実現したように、厳しい財政であればあるほど、「何か」を我慢をすることも大切です。そして、何故これほどまでに県財政が逼迫してきたのか。国の経済政策の影響もあったでしょうが、秋田県の財政運営とその効果について、しっかりと検証することも忘れてはいけません。
とかく、先のことにばかり目が向いてしまいますが、時には立ち止まって、振り返って見ることも議会の役割だと期待しています。
by shouichiro_sato | 2006-03-14 15:44 | 秋田県 | Comments(0)