秋田市で開かれている第132回県種苗交換会も5日まで。「県都で奏でる、新たな連携と交流のきずな」をキャッチフレーズに、市内の主会場や協賛会場は連日多くの市民と県内外からの参観者で賑わっています。
(写真・農産物の展示が行われている主会場の秋田拠点センター「アルベ」)

種苗交換会の中心行事は「農産物出品展示」。主会場のアルベ1階きらめき広場には花卉・野菜・果物など、一般市民に関心の高い産物が並び、基幹作物である「水稲」や転作作物の「大豆」などは2階の多目的ホールに展示されるという、例年の展示風景とは違った対応でした。
(写真右・農林水産大臣賞を受賞した「あきたこまち」)
さらに、アルベの室温が高めに設定されているためか、果菜類などの傷みが早く、イチゴやほうれん草、ブロッコリーなどには4日までに撤去された展示品もあり、見学にきた生産者や消費者の皆さんも残念がっていました。
(写真下・ダンボール箱だけが並んでいるブロッコリーの展示コーナー)

県都での開催となった今年は、中心市街地の秋田駅周辺や日赤・婦人会館跡地を会場にしたことで市民との交流も深まり、天候の悪い日が続いても人出は多い模様です。農機具などの展示場となった旧空港跡地は駐車場も広く、会場内の排水や鉄板を敷きつめた足元も良く、好評でした。ただ、一部の協賛会場の出品(出展)者からは「会場はできるだけ屋内にしてほしかった」との声もありました。
尚、きょう開かれた農協中央会理事会は、来年の開催地を北秋田市に決定しています。