おめでとう「鷲澤幸治さん」
2009年 10月 14日
旧角館町出身の鷲澤さんは高校卒業後に商船会社の機関士になり、上陸先のカナダでダリアと遭遇。31歳の時に育種家になる決意をし、独学でダリアの栽培を始めました。39歳で旧雄和町妙法の県有地を借り、サラリーマン時代の退職金をつぎ込み、ダリア園の造成に着手。以後23年間、台風などの自然災害にも屈せずに規模を拡大。今では1.2ヘクタールに5万本の花が華麗に咲き誇る、国内屈指のダリア園に育て上げました。
57歳の時にはフランスで開かれた「ナショナルダリアショー」外国人部門で、日本人としては初めてのファーストグランプリを受賞。昨年は「日本フラワービジネス大賞」を受賞し、名実ともに日本の第一人者として活躍されています。
01年からは次男の康二さん(30歳)も同園で働いており、後継者として修業を続けています。もっとも、雄和にあるダリア園は多くの皆さんに、育種の成果やダリアの素晴らしさに触れてもらうオープンな場所。最近では大仙市小種にある5ヘクタールの農場(ダリア栽培畑)での研究・育種、球根生産が忙しく、休む暇もない鷲澤さんです。今後も夢をダリアに託して、素敵な花を咲かせてください。
by shouichiro_sato | 2009-10-14 23:36 | 秋田県 | Comments(0)