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全国学力テスト

 今年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果が27日、文部科学省から公表されました。小学校6年生の国語と算数、中学校3年生の国語と数学の都道府県別平均正答率で、秋田県は3年連続で「全国トップクラス」の成績を納め、学力が定着していることを証明しています。

 昨年度は教育委員会の意向に反して、(当時の)寺田知事が独断で市町村別の結果を公表したことから、その是非についての論議に関心が集まり、「調査結果をこれからの教育へどのように活かすのか」という本質がかすんでいました。4月に就任した佐竹知事は「市町村別の結果を公表する必要はない」としているだけに、今度こそ成績ランキングに一喜一憂することなく、調査の目的に沿った活用をしてほしいものです。

 もっとも、3年続けて実施したことで「現状把握はできた」という関係者もおり、今後は調査を隔年実施にするとか、対象を一部の学校に絞り込む「抽出方式」とするなど、調査方法についても再検討する必要があるでしょう。

 ただし全国トップクラスとなっている秋田県の場合も、調査対象の教科は国語と算数(数学)という一部であり、問題の中には正答率が低いものもあったようです。それらの課題についてはしっかりと受け止め、今後の指導に活かしてもらいたいものです。

 子どもたちの努力とそれを支えている先生方の取り組み、家庭や地域を含めた教育環境も良い成績につながる要素ですから、さらに頑張っていきましょう。

by shouichiro_sato | 2009-08-28 22:18 | 秋田県 | Comments(0)  

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