無所属
2009年 08月 27日
さて、テレビでは政見放送が行われていますが、国政選挙は政党中心の選挙制度であるためか、無所属議員の声を聞くことができません。比例区への立候補も一定の条件を満たした政党と政治団体からでなければできず、無所属候補は重複立候補で復活(救済?)されることもありません。
ポスターの掲示も無所属候補は所定の掲示場のみ。しかし政党公認候補はそれ以外にも選挙区内で1000枚(裏打ちされたもの)まで掲示することができ、道路沿いや敷地などに何枚も連なり、目立っています。有権者の関心が高いマニフェストの配布も、可能なのは政党のみ。街頭や演説会場で配布したり、新聞折り込みのできるビラの枚数でも、公認より少ない規制があります。
無所属で立候補するには政党や選挙区、候補者自身の様々な事情があるにしろ、このような公職選挙法によるハンディを乗り越えて奮闘している皆さんには、並々ならぬ「決意と情熱」を感じます。
そうした中で、政見放送から聞こえてきたある候補者の言葉に「?」。「今回の選挙は、候補者個人ではなく政党を選んでください」とのこと。政権選択の選挙と言われているためか、「政党を選ぶ選挙だ」と強調しておりました。
果たしてそうでしょうか。私は(比例区は政党を選ぶ選挙でも)小選挙区は立候補している方の政治姿勢とともに、有権者の代表として国政に参加するにふさわしい人、地域の課題解決に頑張ってくれる人、政策の実行力がある人を選びたいと思います。
秋田県の3小選挙区では前職議員に新人、あるいは新人同士が競い合う激戦が続いており、マスコミの情勢調査では、2区と3区は無所属の新人候補が健闘しています。無党派層が増えている時代とはいうものの、政党の組織力を打破することができるかどうか、注目されます。
by shouichiro_sato | 2009-08-27 23:52 | 09・総選挙 | Comments(0)